ウェイトトレーニングより素振りで筋トレした方がいい理由

毎日筋トレに励んでいるが一番素晴らしい筋トレ方法について考えている。

 

ベンチプレス70kg×10回を3セット、懸垂×10回を3セット、レッグプレス200kg×10回を3セット、これを毎日やってある程度モリモリはしてきたが、どうもウエイトトレーニングは身体に鉛を加えている気分にしかならない。身体を本当に強くしているのか疑問だ。

 

無駄に筋肉を大きくするということは、重りをつけるのと一緒だ。

 

大きなものを10回持ちあげられる筋肉というのは、大きいものを10回持ち上げるのに適した身体づくりをしているということだ。運動に適した身体とは言えない。柔軟性も低下する。

 

野球選手でもウエイトに励んでる人間ほど怪我をするし、ライオンや虎はウエイトトレーニングをしないとイチローも言っていた。

 

見た目を良くするために取り組んでいるのかもしれないが、大して見かけもよくなってはいない。変に部分的にモリモリしているだけで不自然なかっこいいとも思わない。

 

減量で無駄を削ぎ落としたボクサーの方がカッコいい身体をしている。ウエイトの筋肉はいかにもウエイトでつけましたという感じでださい。

 

アンガールズのような激痩せタイプであれば、よく食べてよくウエイトトレーニングするのはいいかもしれないが。普通の体型の人は必要はないだろう。

 

恒常性というものが人間にはあって、その人の生まれ持った骨格や体格というものがある。

 

自分の本来の身体を引き出すようなトレーニングをするべきであって、ウェイトで部分的に重りを加えていくのは違うだろう。

 

俺もあまりに痩せすぎているので、仕方なくウエイトトレーニングはしているが、身体に悪いことをしているんじゃないかと思っている。

 

そこまで筋肉を追い込むことなくトレーニングしているのでほとんど毎日やっている。

 

そしてここからが本題だが、基本的に人間の体は運動を通じて鍛えるものだと思う。

 

マッチョは山を登ったり、あるいは日常生活においても、普通の人よりよっぽど疲れてしまうらしい。重いものを持ち上げるために特化した体になってしまって日常生活にも支障がきたすこともあるらしい。

 

 

 

バットの素振りをするのが好きで、1日1時間毎日必ずやっている。

約100CMほどの長いバットで、大きくを円を描くように思い切り水平に横に広げて打つ。腕を伸ばしきった状態で思いっきり振る。上半身に力が入っていると振り切れないので、下半身や体幹の力で振っている。

 

だが、言うほど体幹や下半身の力を使っているわけでもなく、基本的に体重移動を要としている。体重をぐっと前方にかけると、それに従って身体もバットもついてくる。そうすればほとんど力入らない。振り切った後、反動が体幹にかかるだけだ。それ以外はほとんどどこにも力がかかっていない。

そうすることで自然界の運動法則を認識できる。運動の中の奥深くに自分の意識が入っていく感じがある。どこの力を抜いてどこの無駄を省けば自分の体重の移動や正しいバットの軌道を辿れるのかを感じることができる。

 

基本的に全ての運動は体重移動と正しい軌道さえあればいいという結論に達した。

ほとんど筋力というものは必要はない。

そういった運動法則を見つけて、完全に自然界の法則と一致した感覚を求めて、それを人生に応用しようとしている。

 

バットを振っていると、どこかいびつな感覚と言うか、自分の軌道を邪魔している何かが見つかったりするので、それを取り除くことを最優先にしている。

 

こういう感覚を何度も味わっていると、人と話している時や、仕事のときや、他の全ての物事において、直感が養われ、無駄が省かれる気がする。

 

そして、大きなをバットで大きくスイングをするので身体全体に負荷がかかって、いい筋トレになる。上半身も下半身も鍛えられる。左右両方に持ち替えて打つので、片方だけということもない。

 

正直それで筋肥大するということはない。身体つきはあまり変わらない。

 

俺は1日1食で、大して食べてないので、ウエイトやっても素振りをしても身体が大きくならない。裸になってみると確かに筋肉が割れているが服を着ている状態だとほとんど変化はない。

 

1日に300回か400回以上バットを振っているが見た目に変化が出ないのは悲しい。

 

素振りで筋トレすることは確かにいろんな意味でいいことがいっぱいある。有酸素運動としてもいい。

 

ウエイトより素振りの方が俺は適した運動だと思っている。昔の人が素振りで鍛えたのも、直感で素振りが一番いいと思ったんだろう。

 

一生懸命ウエイトトレーニングをしてマッチョにすることは可能だが、本質的にそんなに良い運動ではないということは直感でわかる。

 

本質的に一番いい運動は素振りなのだ。

 

素振りで鍛えた筋肉は躍動感と言うか、キレが出る。ケトルベルで鍛えたような感じだ。ゴムのような弾力性を覚えて、今にも飛び出したくなるような身体になる。

 

そして自然界の摂理に則った完璧なスイングさえを覚えてしまえば、他のすべてのスポーツを完璧にこなせるようになれる。また、無駄のないスイングの感じを、コミュニケーションや仕事に応用することで、人生の全てのことで滞りを感知して排除していくことができる。

 

基本は力を抜いて、大きくゆっくり振ることだろう。腰をひねったりせず力を入れたりせず。自分の体重の移動とバットの軌道を邪魔させないで打つことだけを考える。

 

体重移動とバットの軌道。それだけだ。全てのスポーツがそれだけだ。