1日1食を半年やってみた感想


食費を月2000円に抑える方法

 俺は不食を目指しているが、修行不足のため、現在は1日1食で生きている。仕事は運動指導員で普通よりかなり肉体作業よりだが、1食で困っていない。朝昼は抜いて、夜だけ食べるという生活を送っている。実家暮らしなので、母親が夕食を作ってくれる。

 夕食は18時ぐらいに食べる。量は腹8分目といったところだろうか。

 1日1食しか食べないというと、驚かれる人は多いだろうか? ここ最近では1日1食は随分浸透してきたと思うが、どうだろう?

 では、半年ほど1日1食を継続してみたので、どんな変化が起きたか書き連ねてみる。

 

●睡眠時間が減った。

 1日3食食べているときは、8時間以上は寝ないとつらかった。1食にしてから5時間の睡眠で平気になった。目覚めが格段に良くなった。俺が調べたデータでは、1食食べたら消化のために3時間の睡眠が必要になるとのことだった。1食で3時間、つまり3食食べると9時間の睡眠が必要になる。このデータによると、俺は3時間の睡眠で十分ということになるが、ちょっとつらい。5時間は眠りたい。食べる量をもう少し減らせば、3時間で済むかもしれない。とにかく食べる量と睡眠時間が繋がっていることは確かだ。明らかに食べる量が減れば減るほど、睡眠時間は少なくて済むことは体感している。

●その他の欲求が減る。

 たくさん食べたり、欲求三昧の生活を送っていると、食欲だけでなくいろんな欲を満たしたくなる。たとえばいっぱい食べて食欲が十分に満たされると、つぎは性欲や物欲に気持ちがいく。欲望というのは連鎖する関係になっているらしい。俺の例では、ごはんをいっぱい食べた後は自慰行為をし、そのあとは欲しいものがないくせに、amazonで商品を探し、購入した後はそのまま不貞寝する。落ち着かず、このローテーションをぐるぐる廻り続ける。いつだって引き金になるのは食事だ。空腹のときは物欲が沸きにくい。まぁ、買わなくてもいいか、と思う。食欲には振り回されるが、ほかの欲求は減る。自分のやらなくてはならないことに意識がいきやすくなるような気がする。ちなみに、満腹までガーっと食べてしまうと、後で急激にお腹が空いてつらくなる。少ししか食べなければ、後になって急激にお腹が空くということは少ない。

●時間に余裕が生まれる

 基本的に俺は食べるのがものすごく早く、すき家の牛丼は2分で食べてしまう。食べ方が汚いとよく言われる。動物みたいだとよく言われる。時短の恩恵は人より少ない方だが「食べない」以上の早さはありえない。ちなみに風呂も5分で終わらせてしまう。食べないと時間の余裕が生まれるのは確かで、準備する時間も片付けもいらないし、買い物もいらなくなる。そして食べた後のゴロゴロする時間や、歯磨きもいらないので、1日に2〜3時間ほどの余暇時間が生まれる。1日に2〜3時間だ。この2〜3時間の間は空腹でそわそわするので落ち着かず、余計に時間が長く感じられる。落ち着かないけど、だんだん気にならなくなってくるので大丈夫だ。時間が欲しくて仕方がない我々にとって、素晴らしい話だ。

 ただ、この空いた時間を何をするかが大事だ。何もすることがなければ暇で食べてしまう。我々は暇だから食べずにいられないのだ。忙しいと言っている人で本当に忙しい人はいない。合間時間にスマホをいじるから時間がなくなっているだけだ。自分のやるべきことが明確な人でないと1日1食は難しい。

●美容効果

 1日1食は美容にいい。アンチエイジング効果を期待して始められる人が多い。俺もその恩恵を期待していたが、今のところ効果は感じられない。特別、髪や肌がきれいになったとは思えない。相変わらずフケはでるし、髪も洗ってないとギトギトする。白髪もなくならないし、ニキビもたまにできる。若返った感じはない。もっと食べる量を減らすか、不食に成功できれば、効果が得られるかもしれない。

(1年経過後↓)

 一人暮らしするようになり、食べるものを変えた。以前は実家暮らしでお母さんが作ってくれるものを食べていたが、キャベツと豆腐のサラダにしてから、すこぶる体調も美容も改善した。

(お母さんの作ってくれたやつ)f:id:simaruko:20190607134507j:image

(俺が作ったキャベツと豆腐のサラダ山盛り)f:id:simaruko:20190607133750j:image

 キャベツと豆腐サラダの1日1食(山盛り)にしてから、肌は美しく光り、フケもほとんどなくなり、白髪も新しく出なくなり、性格も良くなった。朝の目覚めも、毎日新しい生命の誕生のように感じる。そして若返った。本当だ。

 フケに関しては、俺が死ぬほど努力してきた。いろんな治療方法を試した。シャンプーやらヒアルロン酸やらオリーブオイルを頭皮にかけるやら、乾燥型のフケやら脂漏性のフケやら変な区別をして最もらしいことが言われているけど、フケは食べ物でしか治らない。アトピーやら他の全ての病気も同じだと思う。フケを治すには断食が一番いいけど、断食までするのは大変だから、果物や野菜や玄米を小食にするというのが一番オススメだ。それをやり始めてから今ではほとんどフケが出なくなった。

 そして、フケとは、体の中の余計な排泄物が頭皮を通じて外に表れる現象である。食べ過ぎたり、変な化学製品が含まれた食事をするから、排泄されるのだ。だからフケに限らず、風呂に入っても、身体から白いポツポツが剥がれて湯船の中に浮かんだりしなくなる。そして臭わない。その他にも自分では実感できてない様々なメリットが身体に訪れているんだろう。だから変なものを摂取しないことが重要なのだ。15年以上悩んできたが、ぱったり治ってしまった。フケを治すには玄米菜食の少食しかない。

●運動する気になる

 これは他のブログや本では挙げられない場合が多いが、効果は格別だ。食べないと体を動かしたくなる。お腹に消化物がなく、体全体が軽いからだろうか。俺は家の廊下に懸垂棒をセットしてあるのだが、食べた後はやる気が起きない。腕立てもそう、バット素振りも日課だが、素振りもやる気がしなくなる。空腹だと、体を動かしたくなる。満腹状態だと腕立ては30回くらいできつくなるが、空腹だと50回は連続でやれる。
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 ただでさえ食べなくて体重が落ちるのに、よく動きたくなるからたくさん体重が落ちる。そして体だけでなく心まで軽くなるような気がする。ちなみに体重は3食食べていたときは60kgだったが、1食にしてから2ヶ月で54kgまで落ちた。だが、そのまま更に半年続けていたら58kgまで戻った。食べる量を増やしたわけではない。人間の身体は収まるところに収まるようにできているらしい。身体の恒常性なるものが働いているのか? 多くの人のダイエットが上手くいかないのもわかる気がする。ただ量を少なくすればいいという単純な話ではないのだ。

●神に祈りを捧げたくなる

 1日1食における最高のメリットは、ここにある。多くの人は神に祈るということを知らない。神の存在も信じていない。欲のままに走ることによって健康を害し顔も醜くなり性格も悪くなっていく。体の中に余計なものがなければ、心も空腹になり、真白になってスッキリして綺麗になっていく。そして心が軽く小気味よく動くようになり、多くの大事なことに気づけるようになる。優しくなれる。心が発するメッセージに感知できるようになり、神と霊交できるようになる。願いは何でも叶うようになる。昔の人や、今でもヒマラヤでヨガの修行をしている人は、こうして断食と神の祈りをセットで修行している。

 こういうことを言うと、多くの人がアレルギーを起こすのはわかっている。わかっているけど、一番大事なことだから言わなくてはならない。空腹にして心を綺麗にして神に祈りを捧げれば、すぐに人は幸せになれる。
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