節約は食事さえ気をつけていれば他は気をつけなくていい



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節約生活を自慢するために家計簿を公開しているサイトがいっぱいあるけど、どれもこれも食費が15000円とか2万円とか、だ。
それでドヤ顔で節約した気になっている。

 

天才ミニマリストの俺からすれば甘い。

 

おかしいのが食費15000円で、外食費が15000円と表記されている記事が多く、それは合わせて3万でいいはずなのに、外食費というのは必ず毎月別枠で発生するもんだと思っている(笑)。

 

多くの人は食費にお金がかかるのは仕方ないと思っている。
それなりにいいものを食べなければいけないと思っている。
他の色んな部分を節約したとしても食費だけは節約できていない場合がほとんどだ。
どんなに有名なミニマリストでも食費は2万ぐらいかかっている。

 

しかし一番節約しなければいけないのは食費なのだ。
お金の問題もあるけど、それ以上にもっと大事なことがある。

食べることが色んな欲望のスイッチになってしまうのだ。
お腹いっぱいまで美味しいものを食べると、その後人間はどうなってしまうのか。


まず眠くなる。
大きくてふかふかのベッドにダイブしたくなる。
さっき食べたのに甘いスイーツを食べたくなる。そして今度はしょっぱいポテトチップスを食べたくなる。
ふかふかのベッドで寝転んでお菓子を食べながら、タブレットを用意して、楽天で買い物リレーマラソンを始めてしまう。

 

この恐ろしい事態の引き金になっているのは食事だ。
人間は美味しいものをお腹いっぱい食べると更なる消費活動に突き進んでしまう。
例えいいとこに住んでも、
毎日温泉に入ったとしても、
いい服をを買ったとしても、
食事さえ気をつけていれば、別に問題はないのだ。

 

食事さえ気をつけていれば、余計な雑念な欲求に振り回されなくなる。
だらだらと Amazon を巡回することもなければ、ゴロゴロベッドでのたうち回って寝ることもなくなる。

空腹だと行動の意欲がそがれることは確かだが、自分がやらなくてはならない人生の目標に向かって突き進む意欲だけは自然と残るから不思議だ。

特に肉を食べると体が酸性化して、悪口をよく言うようになるし、イライラしするようになる。いろんな無駄遣いもしたくなるし、ずっと寝たりYouTubeを見ていたくなる。

人間の堕落の原因は本人の先天的な性格にあると思っているかもしれないが、食生活にある。

 

体だけじゃなく、心も食べたもので出来上がるのが人間だ。
昔の人はとにかく粗食にすることが大事だと言っていた。昔の方が食べ物の勉強は進んでいた。

少し良い所に住んでみるのもいいだろう。温泉入りまくってみるのもいいだろう。
それらは、いろんな欲望のスイッチにはならないから。

ただ食べ物だけはだめだ。馬鹿げた欲望にスイッチが入ってしまう。
逆に食べ物さえ気をつけていれば、他の出費もしなくなるのだ。

 

空腹で55 インチの有機ELテレビが欲しくなるだろうか? パチンコに行きたくなるだろうか。
別に空腹に耐えてガクガク震えていろという話ではない。空腹なんて血糖値の高低の話で、すぐに慣れる。
余計な欲求に振り回されず、ただ自分の目的に向かって突き進んで行ける精神になれるから大丈夫だ。たった少しの辛抱だ。

 

粗食に慣れて1日1食にして、毎月3000円以内に食費を収めることができれば、他の出費も自動的に著しく下がることになる。
節約というのは食事だけに限った話だと考えてもいい。


俺は玄米を生で食べてるだけだ。
玄米を大さじで2杯か3杯すくって、それを口の中に入れてバリバリ噛み砕いて終わりにしている。

人間だけが食べ物に趣味性を求めている。ミケランジェロも食べ物に嗜好性を求めたことはないと言っている。

また、粗食の方がよほど人間は健康に生きれるということをほとんどの人が知らない。

 

粗食生活をするとお金は浮くが、元気がなくなって、他に何も買い物もしなくなって、死んだようになってしまって、何も楽しみを見いだせない! と思う人もいるかもしれないが、消費にしか喜びを見出せなくなってしまったら人間は終わりだ。

食事さえ何とかしてしまえば人間はお金に振り回されることはないので、とにかく食事食事食事だ。